「英語ペラペラはすごい」の時代は終わった・・・序章編①

, , No Comments

海外で働いてて思うのが、今時日本人で英語話せる人なんていっぱいいるから、
もう英語ペラペラというのは武器に出来ない。英語喋れるというのは、
当たり前の前提であって、そこから更に職務経験や専門性を問われる。
会社に入ったらゴールではなくて、そこからの向上は、自分の努力次第。

とのようなツイートを先日したのですが、こんな風にツイートした理由について
書いていこうと思うのですが、まずは「英語ペラペラはすごい」と思った
庶民で公立学校育ちの英語勉強だけ頑張った私の話からしていきます。
こんな奴もいるのかってな感じでこの「序章編」を読んでみてください。

その後、現在の海外で活躍するには英語ペラペラだけでは無理という内容を書いた
次の記事「本編」に進みます。

最近の世界では、幸運なことに外国文化や海外に触れることがかなり簡単で身近になってきました。
海外旅行に行ったり、留学したり、ワーホリしたり、移住したり、
今時こんなこと珍しくありません。
最近では「国際恋愛や国際結婚」っていう言葉もかなり身近になってきているし、
日本に住む日本人と外国人の間には、あまり距離がなくなってきました。
(政治などの現実はわかりませんが、あくまでも私の感じる経験を通しての意見です。)

そんな中で実際に海外に出てみたら、日本では気づかなかったあることに気づきました。

学生時代の留学や海外旅行を経て、社会人になってワーホリを通し仕事をしたり、
転職をしたりしているうちに、
英語ペラペラな日本人って自分だけじゃないんだと。

うぬぼれかよ?wと思って当たり前です。
英語ペラペラな日本人ってお前だけなわけないじゃん!!当たり前だろって。
でも自分の中では自分の自己アピール=英語ペラペラ(多言語が得意)
だったんですよ、ずっと。

「ずっと」というのは小さい時から英語が得意教科で、英語だけを一生懸命勉強してきて
将来は海外に住む!っていうのが単純な純粋な小娘の夢だったわけだから。

人前では公言してないし、大きな声では言えないけど、こういう風に今も思っている、
または思っていたのは私だけじゃないと思います。

だって、帰国女子や駐在家庭のいっぱい住んでそうな港区や都内の学校に通っていない限り、
普通に公立学校育ちの子って、周りに英語がかなり得意な子はクラスに数名しかいませんよ。
その中で自分がクラスのトップになることや、もしくは学年のトップ、
通っていた塾のトップ、もっと大きな規模で言えば全国模試のトップ10位になることで
自分って「英語めっちゃ出来るじゃん!将来ペラペラじゃん!
就職楽勝じゃん!海外で働くのだって余裕じゃん!」
って思うのが当たり前だと思うんですよね。

英語が得意な学生には、ありがたいことに、周りに英語が不得意な人ばかりですから
すごい特別感を味わえるんですよね。(私だけだったらすみませんw)

英語喋れてすご〜い!発音綺麗ですご〜い!
来年留学するの?すごーい!!

ってな感じで、周りに褒められ続けて本人の自信もどんどん上がっていくわけなんですよ。
(基本的にポジティブに捉える今の私は、この自信によって出来上がっています。
周りの優しい人たちありがとう。)

この時の優越感はありがたいことにしばらく消えませんが、大学に入る時点で少しずつ消えていきます。はい残念でしたーw
私の入った大学は、某有名だけどこじんまりとした女子大学の国際文化学部。
名前を聞けば「お金持ち大学」を想像させるような大学で、もちろん私みたいな
公立学校出身の庶民は学年の3割くらいで、ほとんどの学生は中高私立の子ばかり。
そのため既に大学入学時の18歳の時点で海外経験を済ませた子達は普通にいるんですよ。

はい、この時点で普通に勉強頑張ってきた公立学校出身の私はビビる。

え?高校の時にカナダ留学?はい・・・?
(もちろんそんな選択肢は自分の人生になかったから普通にビビるw
恐る恐る彼女の英語の発音を聞くと、やばいめっちゃ綺麗。死亡w)

え?生まれはイギリスのロンドン?
親の駐在時にロンドンで生まれた?
はい・・・?
(大学入学時はヨーロッパなんて、北米なんて行ったことのない庶民の私
普通にビビるw)

え?お母さんはアメリカ人?
そしてもはや英語ネイティブ?OMG
(庶民の公立学校には(約10年以上前の話)親が外国人の家庭なんてないから
衝撃的にビビるw)

親の転勤で小さい頃にニューヨークに
住んでたから〜
(と流れてくる普通の会話・・・)

なにこの大学w
そして自分の入れられた英語クラスはBクラス。
もちろんAクラスは一番英語のできる子達。
Bクラスは中レベルの子達。CクラスはBの下のレベルの子達。
ここで初めて英語に関して挫折感を味わったのです。

私のいた庶民の公立学校には将来留学したい、将来海外に住みたいって
考えていた子は、知る限り、私以外一人もいませんでした。
いたけれど、大きく公言していなかっただけかもしれません。
(私は口を出せば海外に住むって言ってたからおそらくかなり引かれていただろう・・)

でもこの大学に入ったら8割の子達は、
「留学したい、将来海外に住みたい、英語を使う仕事をしたい」
と言っていて実際に行動に移している子もすごく多かったです。
現在大学受験を目指していてこのようなグローバルな大学に興味のある方がいたら
ぜひ私の大学お勧めします(大学の回し者ではありませんw)

ある意味ライバルもいっぱいいたけど、やる気のあるグローバル思考を持った
周りの友達にかなり感化されて更に頑張ろうとやる気が出たのは間違い無いです。
ちなみに現在私を含めてこの大学を出身した同じ学科の子たちで海外に住んでいる子達は
数えるくらいですが結構いる方だと思います。
イギリス、カナダ、韓国、オーストラリアにちらほら移住した子たちがいます。

現在ではイギリスで英系企業に勤めているので、よく
「英語ペラペラで羨ましい、ミレコみたいにペラペラ話せるようになりたい」
と言われます。
また、どのように勉強したのか?と聞かれる場合もあるのですが、
ほとんどの方の場合、なぜか「才能があるから英語ペラペラになれる」
「海外にいるから英語ペラペラになれる」
「大学が国際系だから英語喋れて当たり前」
「外国人の彼がいるから英語話せるのは普通」
みたいな風に捉えられることも多いのです。

ですが、実際に英語を話せて海外の会社でビジネス上でも問題なく使えるようになるには
かなりの勉強と時間と努力が必要です。
更に英語ペラペラに終わりはなく、ずっと永遠に勉強していく必要があります。

ただの才能でペラペラになれるわけでもなく、ワーホリや海外旅行を繰り返してるから
英語が話せるようになれるわけではなく、勉強しているから英語が話せるようになります。
最近では「外国人の友達を作りながら英語を話せるようになる」みたいなことを
よく聞くようになりました。確かに正解ですし、実際私も大学中にできた友達と
英語で会話することによってかなり会話力は伸びました。

でも実際に海外で企業で働くとなると会話力だけでは物足りないです。
そのためやっぱり勉強が必要です。

*英語学習者たちのことを脅しているわけではありません。
イギリスで英系企業で働いていてビジネス上英語の使用に問題のない私も
英語学習者の一人です。

そんな庶民な私の話や大学の話、英語がペラペラなのって自分だけじゃないんだー!
っていう衝撃的だった話は置いといて、元の話に戻りましょう。
そこで、なぜ「英語ペラペラはすごいの時代は終わった」と考えるように
なったのでしょうか?

次の記事に続きます・・・





0 Comment:

コメントを投稿