「英語ペラペラはすごい」の時代は終わった・・・本編②

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先ほどの記事
の続きで、なぜそのように感じているのかという体験談を書いていきたいと思います。


2020年に予定されていたオリンピックが延期になってしまい、
日本中に「外国文化」がかなり近づく機会が1年間延期されてしまいました・・・
とても楽しみにしていた国際的な大イベントだったのでがっかりされた方は多いのではないかと思います。

オリンピックが東京で開催されるということをきっかけに英語の勉強を開始し始めた人は
ものすごく多いのではないか?と思います。
英語がわかるようになると世界がもっと広がると思います。

単純に日本語だけではなく、英語で読める記事、ニュース、情報が増えます。
日本語に翻訳されていない外国の小説や本を読むことができます。
英語がベースとなる映画やドキュメンタリーをより理解することができます。
(今時字幕がどこにでも適用されるのであまりメリットではないかもしれませんが、
日本語の字幕でみる映画と英語で理解する映画って内容が違う風に聞こえる場合も
あります。あくまでも私の経験上です。)

英語は世界の言語ですので、英語を理解できれば海外旅行だって一安心です。
そのため英語を勉強することにおいてメリットを感じている方はたくさんいると思います。

なので一見英語さえ出来れば怖いもの無し!なように思えるのですが、
現実はそう簡単ではない。
英語はあくまでも生きていくためのツールにしか過ぎないのです。
というのも、今時海外にいる日本人ってスペックの高い人がかなり多いんですよ。

英語話せるのは当たり前だよ。
誰でも英語話せるよ。

あくまで今まで出会ってきたイギリスの例で、イギリスに長期間住んでいる方々の例
ですが、イギリス在住歴の長い知り合い、
同い歳くらいの友達、就活でグループ面接で会った方達、
みんな普通に英語上手です。
イギリスで長年住んでいるからには、やっぱり英語ペラペラです。
発音がどうこうではなく、英語でのコミュニケーションも上手です。
英語でどんなトピックについても話せます。議論できます。
そんな感じで長年住んでいる人は、英語がかなりできる人ばかりです。

めちゃくちゃ便利で快適に暮らせる日本の生活を離れて、
本人の選択肢で日本から海外に行く人ってそれなりの理由があると思うのですが、
やっぱり海外で生きていくのは、なかなか簡単ではないので、
英語力の高い&サバイバル力の高い人が多いのは事実です。
更にこの「サバイバル力の高い人」の中には「スペックの高い人」が多い。


ここでスペックの高い人というのは、頭が良いとか良い大学を出てるというわけではなく
英語はあくまでも生きていくツールとして、他に専門性がある人。
という風に定義させてください。

イギリスで就職活動をしていた時に、英語がペラペラなだけではやりたい仕事は
できないんだなーと実感し、また自分みたいな英語を武器にしてきた人って
他にもいっぱいいる、ということに気づきました。

そこで思ったのが、自分の武器となるのはもう英語が話せるという事実ではない。
英語が話せるのは当たり前の前提であって、更に何か特別な才能がないと
自分を役に立つ人間と思って雇ってくれるところはない。
という厳しい現実に気づきました。

いや当たり前だけどね。イギリスではイギリス人、ヨーロッパの人たちやアメリカ人
もちろん日本から来たサバイバル力の高い日本人たち
みんながライバルだからね!!
気づくのおせーよって感じなんだけど。

特別な才能って書いたらなんか「超能力」とか想像しちゃいますが、
もちろん、そうではなくて、
自分のやってきた仕事に一貫性があって、その1つをかなり極めている
物凄く気が利くからどの組織にも馴染めて誰とでも分け隔てなく働けるのも才能だし
色んな異なる仕事をしてきて何でも自分の物にできるのだって才能
様々な国で働いてきているから多様な国籍な方とでも働ける才能
などなど
色んな才能があって、そんな様々な日本人がイギリスで活躍しているのです。


こういう素敵な人たちに出会ってきて、自分の中の専門性ってなんだろう?
と悩み始めました。
国際文化学部というとても「曖昧」な学部で、何を勉強してきたの?と言われても
自分でもパッと答えられるわけではない。
(外国文化、メディア、ジャーナリズム、マーケティング、コミュニケーションを
少しずつかじっただけで、専門的な勉強はしてない)

今となってはイベント関係の仕事を通して様々な人に出会い、刺激を受けて、
この業界が大好きになったのと、業界について勉強しているので、このイベント業界を
今後のキャリアの専門にしたいなあと思っています。
この業界を専門にしていきたいと思ったのには理由があって、
とてもワクワクする面白い業界というのもありますが、日本人でこの業界に
携わる人はほとんどいないみたいなんですよね。
だからマイナーな一種ということで今後の需要も高まるのではないかと思い
とりあえず専門的に勉強していきたいなあと思いました。

ここまで気づくのにかなり時間がかかった。
20代後半というキャリアにとってはすごい微妙な年齢で今後について悩むことがかなりあります。
そして英語が武器だった私の時代はほぼ終わりつつある・・・
今でも英語ができれば日本での就職は簡単かもしれませんが、
海外では英語はあくまでもベースにしか過ぎませんので、その他に何か専門性を
見つけて頑張る必要があるみたいです。

海外生活、華やかに見えて憧れますが、憧れるほどではありません。
みんな地道にコツコツと生活しています。

これで呟きは終わりにします。
ここまで読んでいただいた方はなかなかいないと思いますが、
お読みいただきどうもありがとうございます。


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